個人情報を焼却してコーヒーを沸かす&ご飯を炊く(2) 水180㏄・燃料18g・自然消火18分 [キャンプ&防災]
さていよいよ
コーヒーを沸かします
災害時を想定していますから
家にあるものの寄せ集めです
・紙コップ
・スティックコーヒー
・水180㏄
・ペーパーログ18g
・たきつけ(ねじり紙)A4半分
・たきつけ(紙松葉)A4半分相当
・やかん
・ペーパーガスストーブ
・蚊取り線香の火鉢
・トング
・金属の棒
・はさみ
・ライター
水180㏄を沸騰させるのに
必要な燃料はおよそ18g
余裕で入る量です
ハサミをピンセット代わりにして
すべての燃料をセット
チャージなしで最後まで行きます
断面図はこんな感じです(殴り書きで失礼します)
最初に紙松葉が燃えて
その火がねじり紙に移り
その火がペーパーログを炙って着火します
では点火します
下からです
片手にiPhoneを持っているので
手が足りません
ライターの炎が缶の中を炙っているところを想像してください
炎が広がり始めたら
火鉢の中に置きます
まだペーパーログが冷えているので
煙が出ています
見ててください
この煙
温度が上がると炎になりますよ
ボ!
来ました!
これが二次燃焼です!
ねじり紙は隙間が多いので
勢い良く燃えます
この元気な炎でペーパーログに火をつけます
でも
元気な炎ほど
すぐに燃え尽きてしまうんですよね
その前に
ペーパーログが燃え出すと良いのですが
もし鎮火しそうな気配があれば
紙松葉をチャージするのですが
・・・
来ました
この控え目な炎は
ペーパーログです
着火成功です
プランタースタンドの上に
針金ハンガーを置いて
その上にやかんを置きます
え?
変ですか?
私も変だとは思うのですが
そもそものはなし
インフラが停止したときの
その場しのぎですから
「今家にある物でなんとかする」
という縛りなわけで
お見苦しい画像ではありますが
「リアルを追求するとこんな感じ」ということで
ご勘弁ねがいます
タイマースタート
沸騰までの時間を調べます
1分経ちました
順調に燃えていますが
やかんは静かです
ちなみに
この蚊取り線香の缶には
いままで燃やした灰が厚く積もり
それが断熱&蓄熱材となっています
使い始めは灰がありませんから
ふたでも何でもいいんですが
熱が下に伝わらないような素材のものを敷いて下さい
床材が焼けるのを防ぎます
2分経ちました
コロコロと水が鳴る音が聞こえます
コーヒーの支度をします
カップスープでもいいんですが
今日はスティックコーヒーです
3分後、炎が短くなってきました
釜鳴りはシュンシュンという音に変わりつつあります
あと少しです
4分で完全に沸騰しました
炎は隠れてしまいましたが
温度は十分です
写真だと写りにくいのですが
湯気を勢い良く吹いています
シュシュシュシュと早いピッチで鳴っています
沸騰、完了しました!
注ぎます
熱湯です
混ぜます
それにしても
変な感じです
個人情報がアツアツのコーヒーになるなんて
ちょっといままで体験したことのない変換です
できました!
いただきます!
普通に美味しい・・・
もし災害があって
ガスと電気が止まったとしても
お湯があれば残業している時くらいの
飲食はできると思うのです
あと
短時間なら煮炊きもできるので
登山用の食料もいけると思います
レトルトとかフリーズドライとか
最近はまずいものは見なくなりました
あと
ご飯も炊けます
(次回焚きます)
思うんですが
コーヒーってあまり熱いと
すぐには飲めませんよね
個人的には
コロコロ音がしたところで
コーヒーを入れると
ちょうど飲み頃になるのでは・・・
そうすると
燃料はもっと少なく済むのでは・・・
あ
書き忘れました
気温と水温
気象条件は大事ですよね
気温:東京、5月下旬、たぶん外気は25度くらいですが
室内なので外気より少し高めと思われます
水温:東京の5月の水道水は平均的に19℃とのことです
・・・なんていい加減な報告!(笑)
そんなこんなで時間が経って
だいぶ燠が弱くなってきました
でもまだ
手あぶり火鉢くらいの火力はあります
これって・・・
火消壺に入れてもいいんですが・・・
このまま置いたら
いつごろ自然消火するんでしょう?
============
消えました
缶が冷たくなって
持てるようになりました
タイマーは18分
18分?
なんと!
・水180㏄
・ペーパーログ18g
・自然消火18分
ぴたり揃いました!
いや
いろいろな条件が変われば
この数字も動いてしまうことは間違いありません
たまたま
なにかの偶然で
今日はこういうことになりました
ということをご報告申し上げて
今日のところはおしまいにしたいと思います
長々と読んでいただいて
ありがとうございました(おじぎ)
コーヒーを沸かします
災害時を想定していますから
家にあるものの寄せ集めです
・紙コップ
・スティックコーヒー
・水180㏄
・ペーパーログ18g
・たきつけ(ねじり紙)A4半分
・たきつけ(紙松葉)A4半分相当
・やかん
・ペーパーガスストーブ
・蚊取り線香の火鉢
・トング
・金属の棒
・はさみ
・ライター
水180㏄を沸騰させるのに
必要な燃料はおよそ18g
余裕で入る量です
ハサミをピンセット代わりにして
すべての燃料をセット
チャージなしで最後まで行きます
断面図はこんな感じです(殴り書きで失礼します)
最初に紙松葉が燃えて
その火がねじり紙に移り
その火がペーパーログを炙って着火します
では点火します
下からです
片手にiPhoneを持っているので
手が足りません
ライターの炎が缶の中を炙っているところを想像してください
炎が広がり始めたら
火鉢の中に置きます
まだペーパーログが冷えているので
煙が出ています
見ててください
この煙
温度が上がると炎になりますよ
ボ!
来ました!
これが二次燃焼です!
ねじり紙は隙間が多いので
勢い良く燃えます
この元気な炎でペーパーログに火をつけます
でも
元気な炎ほど
すぐに燃え尽きてしまうんですよね
その前に
ペーパーログが燃え出すと良いのですが
もし鎮火しそうな気配があれば
紙松葉をチャージするのですが
・・・
来ました
この控え目な炎は
ペーパーログです
着火成功です
プランタースタンドの上に
針金ハンガーを置いて
その上にやかんを置きます
え?
変ですか?
私も変だとは思うのですが
そもそものはなし
インフラが停止したときの
その場しのぎですから
「今家にある物でなんとかする」
という縛りなわけで
お見苦しい画像ではありますが
「リアルを追求するとこんな感じ」ということで
ご勘弁ねがいます
タイマースタート
沸騰までの時間を調べます
1分経ちました
順調に燃えていますが
やかんは静かです
ちなみに
この蚊取り線香の缶には
いままで燃やした灰が厚く積もり
それが断熱&蓄熱材となっています
使い始めは灰がありませんから
ふたでも何でもいいんですが
熱が下に伝わらないような素材のものを敷いて下さい
床材が焼けるのを防ぎます
2分経ちました
コロコロと水が鳴る音が聞こえます
コーヒーの支度をします
カップスープでもいいんですが
今日はスティックコーヒーです
3分後、炎が短くなってきました
釜鳴りはシュンシュンという音に変わりつつあります
あと少しです
4分で完全に沸騰しました
炎は隠れてしまいましたが
温度は十分です
写真だと写りにくいのですが
湯気を勢い良く吹いています
シュシュシュシュと早いピッチで鳴っています
沸騰、完了しました!
注ぎます
熱湯です
混ぜます
それにしても
変な感じです
個人情報がアツアツのコーヒーになるなんて
ちょっといままで体験したことのない変換です
できました!
いただきます!
普通に美味しい・・・
もし災害があって
ガスと電気が止まったとしても
お湯があれば残業している時くらいの
飲食はできると思うのです
あと
短時間なら煮炊きもできるので
登山用の食料もいけると思います
レトルトとかフリーズドライとか
最近はまずいものは見なくなりました
あと
ご飯も炊けます
(次回焚きます)
思うんですが
コーヒーってあまり熱いと
すぐには飲めませんよね
個人的には
コロコロ音がしたところで
コーヒーを入れると
ちょうど飲み頃になるのでは・・・
そうすると
燃料はもっと少なく済むのでは・・・
あ
書き忘れました
気温と水温
気象条件は大事ですよね
気温:東京、5月下旬、たぶん外気は25度くらいですが
室内なので外気より少し高めと思われます
水温:東京の5月の水道水は平均的に19℃とのことです
・・・なんていい加減な報告!(笑)
そんなこんなで時間が経って
だいぶ燠が弱くなってきました
でもまだ
手あぶり火鉢くらいの火力はあります
これって・・・
火消壺に入れてもいいんですが・・・
このまま置いたら
いつごろ自然消火するんでしょう?
============
消えました
缶が冷たくなって
持てるようになりました
タイマーは18分
18分?
なんと!
・水180㏄
・ペーパーログ18g
・自然消火18分
ぴたり揃いました!
いや
いろいろな条件が変われば
この数字も動いてしまうことは間違いありません
たまたま
なにかの偶然で
今日はこういうことになりました
ということをご報告申し上げて
今日のところはおしまいにしたいと思います
長々と読んでいただいて
ありがとうございました(おじぎ)
災害時の訓練をしておくと、いざという時に焦らずに済みますよねぇ^^
4分で沸騰するって、思ったよりも早いです(°_°)
by ニッキー (2019-05-24 23:12)
しばらく音沙汰がないと思ったら、おもしろい実験してたんですねぇ(^.^)
いやいや〜 これでヤカンのお湯が沸くとは!!!
しかも、次回は、ごはんを炊く、だって〜〜〜???(@@;)
by のらん (2019-05-25 14:19)
ニッキーさん、こんにちは
一人分なら4分なんですが
人数が多くなったり(180㏄×人数)
コーヒーがラーメンになったりすると(180㏄→500㏄)
ちょっとづつ時間が長くなります
そうするとチャージの必要がでてきて
そうすると手数が複雑になって・・・
記事が長くなるので180㏄にしました(^_^;)
by Chobi.H.YAOITA (2019-05-27 11:46)
のらんさん、こんにちは
はい、ごはん炊きます
火力が弱いので少々お時間かかりますが
「設備費&光熱費0円」なので贅沢は言えないところです
がしかし
どんなに時間がかかろうと
ご飯さえ炊ければ
あとは味噌と梅干しで籠城できます!(違)
by Chobi.H.YAOITA (2019-05-27 11:47)
これ、すごいです。
災害時はChobi.H.YAOITAさんのブログを見に来なくちゃ?
by リュカ (2019-06-01 16:14)
リュカさん、こんにちは
それが難しいところなんでよね
ブログが見れるということは電気来てるということで
電子レンジ使えるじゃないですか
電気が来てなくて電子レンジ使えないときはブログも見に来れない
ということは
このブログ、いざという時には役に立たないかも(^_^;)?
by Chobi.H.YAOITA (2019-06-03 16:26)
す、すごい
頭が良すぎて私は置いてけぼり食らった感じです!
理屈と実行力!!
炊飯の回も楽しみです
by ryang (2019-06-09 20:50)
ryangさん、こんにちは
おいてけぼりというと「なぜ水で圧縮するのか」のくだりですよね
本当は水に濡らしたくないのです
濡れると乾かすのに時間がかかるので面倒なのです
乾いた状態でいろいろ試してみたのですが
すべて見事に敗退・・・
やっぱり水で濡らして圧縮しないと・・・
(ためいき)
いまいましい記憶がよみがえるところだったんで
だーっと駆け足で走り抜けてしまいました(^_^;)
by Chobi.H.YAOITA (2019-06-11 17:42)
山形 新潟の地震。
Chobi.H.YAOITAさんのこちらに伺って確認したい気持ちになりました。
出来そうな気はしてきますが
その場ではどうか・・
やっぱり1度やってみたいと思いました。
by erena (2019-06-23 21:54)
erenaさん、こんにちは
山形の地震は驚きました
こちらも少し揺れましたから
一度やってみる・・・
小さくて可愛らしい焚火ですが
ヤケドの無いように気をつけて下さいね
私も早くご飯焚きたいと思ってるのですが・・・
実は雨の日を狙っているのです
どうしても多少は燃やした臭いがしますから
雨が降って臭いが遠くに届かないときに・・・
と思っているときは晴れが続き
雨の日が多くなったと思ったら家の修理で工務店が・・・
そんなこんなでなかなかご飯が炊けません(*_*;
by Chobi.H.YAOITA (2019-06-25 12:43)
はじめましてこんにちは。
フリーサイズチュニックの型紙でお世話になったものです。
面白そうな実験ですね!
ぜひご飯が炊けるところを見てみたいです。
ところで、紙コップ一杯分のコーヒーができればいいだけなら
水の入った紙コップの底を直にライターであぶるという方法があります。
(紙が重なったところは燃えるので注意が必要ですが)
ぜひお試しください。
by こねこのしっぽ (2019-07-05 15:17)
こねこのしっぽさん、こんにちは
おお、なんとあの型紙を!
ありがとうございます!
ライターで直に!
そういえば日本料理に「紙鍋」ってありますね
確かにできます
そうすると煤で黒くなったらヤカンを洗う手間も省けますし
コップ一杯ならそちらのほうが簡単でいいですね
興味深い情報ありがとうございます
ぜひやってみます!(^◇^)/
by Chobi.H.YAOITA (2019-07-06 13:57)
久しぶりに訪問しました。大変面白い実験ですね。チャレンジ精神旺盛なChiho yaoitaさんは、健在でしたね。プランター台って何? と思ったら、昔の五徳代わりになるんですね。ひとつ質問ですが、高温になっても空き缶はぐんにゃりしないのですか? 直接載せるわけじゃないから多少曲がってもいいのかもね
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2019-07-06 18:26)
暁烏英さん、こんにちは
さすが暁烏さん、その通りです
やきなまって柔らかくなります
もし鍋を乗せたら即潰れるでしょう
横からの力にも弱くなります
空気穴の上端をまくって強度を出しているので
なんとかもっていますが
あのまくりがないと胴が潰れます
アルミの融点が660度
いちど溶けかかったことがあります
火力を強くしようと
割り箸、油分を含んだ紙、ストローで酸素供給
爆発的に燃えてアルミの肌がプツプツ泡立ちました
なにごともやりすぎは良くないですね
ペーパーログは燃えにくく炎も弱いので
このアルミ缶で何回も焚いていますが
変形するほどの高温は出ていないようです
by Chobi.H.YAOITA (2019-07-08 16:45)