猫と讃美歌「アヴェ・ヴェルム・コルプス」

「あっ、この曲！」

チョビ君の表情が輝きました


「僕はこの曲が大好きだにゃん…」

本当に聞きほれているようです


実は今
お母さんが合唱の練習をしてるのです
曲名は「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
荘厳な雰囲気の讃美歌です

https://www.youtube.com/watch?v=6KUDs8KJc_c
モーツァルト　アヴェ・ヴェルム・コルプス


「んん？」

チョビ君の表情が曇りました


「変な声が聞こえる…」

実はお母さんはアルトのパートなので
それだけを聞いているとちょっと変なのです


「それでもやっぱりこの曲は良いにゃん！」

「お母さん頑張ってね！」


後日、合唱祭で
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
お母さんたちはとてもうまく歌えましたとさ
めでたし、めでたし

キッチンタイマーの分解掃除しました

母が台所で文句を言っています
「このタイマー捨てるわ」
「なんで？」
「ボタンが動かないのよ」

確かに、妙にねっちりとした押し心地です
ボタンを押し込んだあとなかなか戻りません
何か粘りのある汚れが奥にある感じです

「これ、開けてみていい？」
「何するの？」
「分解掃除」

どうせ捨てるものなら失敗しても大丈夫
こういうの一度開けてみたかったのです

アリンコみたいに小さなネジをそっと外し
緑色の魔法板をおそるおそる持ち上げると

やっぱりです
ボタンと基盤の間が汚れていました
濡れた手で操作しているうちにしみ込んだようです

ネバネバを拭き取り
各部品を外した時と逆の順番で組み立て

「生きてるかなあ…」

心配しながらボタン電池を入れると
「ピピピピピ…」

生きてました！

いやでも、なかなか楽しい体験でした
捨てる予定のものとはいえ
何回もトドメを刺しそうになりました

・液晶板の上下がわからない（あれ？あれ？）
・部品の噛み合わせが複雑で収まらない（イライラ）
・小さなネジを隙間に落とす（ギャー！）

あまり機械系は向いていないようです(^_^;)