チョコレートでチョコレートキャンドルは作れるのか実験してみました [雑記]
ハーシーズのチョコレートキャンドルは
部屋中にチョコレートの甘い香りが立ち込めるそうです
部屋中が甘い匂いで満たされるとは
なんてすばらしいキャンドルなんでしょう!
なぜそんなことを言い出したかというと
恥ずかしながら
消費期限が大幅に切れたチョコチップが見つかったからですorz
たしかあのとき(数年前)
チョコチップスコーンを作ってそれっきり…
クンクンしてみると…
匂いは悪くないんですが…
やっぱり怖いのでクラフトすることにしました
テーマは「チョコレートはキャンドルのように燃焼するか」
昔フェデラーが少年少女向けに語った
「ロウソクの化学」という本を読んで
大変感銘を受けたことがあります
固形→液体→気体→燃焼
ロウソクのパラフィンの4つのステップの中に
科学のすべてに通じる法則を見ることができるのです
チョコレートといえども普通の物質です
この法則に逆らうはずがありません
チョコレートの中の油分(カカオバター)が
固形→液体→気体→燃焼
法則通りに姿を変えるかどうか実験したいと思います
手ごろな陶器に小さなロウソクを立て
周りをチョコチップで埋めました
ろうそくの炎がチョコレートを溶かすはずです
そして燃えれば実験成功なのですが…
点火!
さて、いったいどんなことになるでしょう…(ドキドキ)
おや?
あららら?
消えました
炎が小さすぎたようです
周りのチョコレートに熱を取られて消えてしまいました
~~~~~~~~~~~~~~~~
さてこの先なんですが
実験はだらだらと続き、結局、失敗しました
読んでいただく価値がないので畳みました
《読む価値のない記事を読みたい方はここをクリックしてください》
でははじめます
~~~~~~~~~~~~~~~~
ロウソクの燃え方は3つの要素のバランスによります
1、芯の太さ=炎の大きさ=熱量=ロウを溶かす力
2、ロウの融点=溶ける範囲
3、ロウソクの太さ=太いと壁になり、細いと垂れる
このチョコレートキャンドルの場合
芯が細く、融点が高く、極端に太いので
炎が穴を掘る形になることは間違いないのですが
穴を掘る前に消えてしまうのは
たぶんアイドリングが短すぎるからでしょう
もう少し燃やして周囲のチョコレートを熱くしてから
炎とチョコレートが接触するようにしてみましょう
~~~~~~~~~~~~~~~~
ロウソクの周りを少し掘り下げて
ふたたび点火です
うまくいっています
こんどは順調に燃えています
これは大変なことになりました
チョコレートが燃えています
炭化したチョコレートがブクブクと膨らんでロウソクにのしかかり
ついに芯に接触しました!
炭の合体によって巨大化した芯がロウを吸い込み
炎が大きくなっています
これ以上炎が大きくなるのは危険です!
とおもったら
急に炎が小さくなりました
よく見ると
ロウソクは溶けて短くなっているのに
炎がチョコ炭に阻まれて下がれません
ロウと炎がかなり遠くなっています
これではパラフィンの温度が上がらず気化できません
それにしても気に入らないのは
まったくチョコレートの匂いがしないことです
チョコレートは溶けているし燃えています
甘い匂いはどこに行ったのでしょう…
それに見た目もよくありません
思い浮かぶ言葉は
噴火、溶岩、瓦礫、阿鼻叫喚…
まったくロマンチックとはかけ離れています
明かりを消して窓を閉めてみました
少しはロマンチックになるかもしれません…
なりませんでした
夜の火山災害報道を思わせる風景です
炎はますます小さくなり
色がピンクっぽくなってきました
これは…悪くないかもしれません
はかない炎を見ていると
線香花火の「しだれ柳」のような気分になってきます
乙姫様のようにも見えてきました
青森ねぷたを遠くから見るとこんな感じかもしれません
乙姫様もだんだんに崩れ…
上の炎が消えました
下の青い炎はまだ頑張っていますが…
でももう時間の問題というか…
消えました
ロウ臭い煙が立ちのぼります
はっきり言って悪いにおいです
チョコレートの匂いはどこに行ったんでしょう
大変不本意な結果です
~~~~~~~~~~~~~~~~
明かりをつけました
チョコレートがどうなっているか見てみましょう…
炎の周囲が溶けてツヤが出ています
器の半分くらいまで熱が届いたようですが
ほとんどのチョコチップが形を保っています
ココアバターって思ったより融点が高いんですね…
…融点 …融点? …!
思い出しました
<チョコチップのパッケージの商品説明>
「チョコチップ200g■融点が高く、熱でだれにくいチョコチップ。オーブンで焼いても溶けてなくなってしまうことはありませんので、焼き菓子やパン生地への焼き込みに適しています。」
orz
このチョコレートは石鹸にすることにしました
部屋中にチョコレートの甘い香りが立ち込めるそうです
部屋中が甘い匂いで満たされるとは
なんてすばらしいキャンドルなんでしょう!
なぜそんなことを言い出したかというと
恥ずかしながら
消費期限が大幅に切れたチョコチップが見つかったからですorz
たしかあのとき(数年前)
チョコチップスコーンを作ってそれっきり…
クンクンしてみると…
匂いは悪くないんですが…
やっぱり怖いのでクラフトすることにしました
テーマは「チョコレートはキャンドルのように燃焼するか」
昔フェデラーが少年少女向けに語った
「ロウソクの化学」という本を読んで
大変感銘を受けたことがあります
固形→液体→気体→燃焼
ロウソクのパラフィンの4つのステップの中に
科学のすべてに通じる法則を見ることができるのです
チョコレートといえども普通の物質です
この法則に逆らうはずがありません
チョコレートの中の油分(カカオバター)が
固形→液体→気体→燃焼
法則通りに姿を変えるかどうか実験したいと思います
手ごろな陶器に小さなロウソクを立て
周りをチョコチップで埋めました
ろうそくの炎がチョコレートを溶かすはずです
そして燃えれば実験成功なのですが…
点火!
さて、いったいどんなことになるでしょう…(ドキドキ)
おや?
あららら?
消えました
炎が小さすぎたようです
周りのチョコレートに熱を取られて消えてしまいました
~~~~~~~~~~~~~~~~
さてこの先なんですが
実験はだらだらと続き、結局、失敗しました
読んでいただく価値がないので畳みました
《読む価値のない記事を読みたい方はここをクリックしてください》
でははじめます
~~~~~~~~~~~~~~~~
ロウソクの燃え方は3つの要素のバランスによります
1、芯の太さ=炎の大きさ=熱量=ロウを溶かす力
2、ロウの融点=溶ける範囲
3、ロウソクの太さ=太いと壁になり、細いと垂れる
このチョコレートキャンドルの場合
芯が細く、融点が高く、極端に太いので
炎が穴を掘る形になることは間違いないのですが
穴を掘る前に消えてしまうのは
たぶんアイドリングが短すぎるからでしょう
もう少し燃やして周囲のチョコレートを熱くしてから
炎とチョコレートが接触するようにしてみましょう
~~~~~~~~~~~~~~~~
ロウソクの周りを少し掘り下げて
ふたたび点火です
うまくいっています
こんどは順調に燃えています
これは大変なことになりました
チョコレートが燃えています
炭化したチョコレートがブクブクと膨らんでロウソクにのしかかり
ついに芯に接触しました!
炭の合体によって巨大化した芯がロウを吸い込み
炎が大きくなっています
これ以上炎が大きくなるのは危険です!
とおもったら
急に炎が小さくなりました
よく見ると
ロウソクは溶けて短くなっているのに
炎がチョコ炭に阻まれて下がれません
ロウと炎がかなり遠くなっています
これではパラフィンの温度が上がらず気化できません
それにしても気に入らないのは
まったくチョコレートの匂いがしないことです
チョコレートは溶けているし燃えています
甘い匂いはどこに行ったのでしょう…
それに見た目もよくありません
思い浮かぶ言葉は
噴火、溶岩、瓦礫、阿鼻叫喚…
まったくロマンチックとはかけ離れています
明かりを消して窓を閉めてみました
少しはロマンチックになるかもしれません…
なりませんでした
夜の火山災害報道を思わせる風景です
炎はますます小さくなり
色がピンクっぽくなってきました
これは…悪くないかもしれません
はかない炎を見ていると
線香花火の「しだれ柳」のような気分になってきます
乙姫様のようにも見えてきました
青森ねぷたを遠くから見るとこんな感じかもしれません
乙姫様もだんだんに崩れ…
上の炎が消えました
下の青い炎はまだ頑張っていますが…
でももう時間の問題というか…
消えました
ロウ臭い煙が立ちのぼります
はっきり言って悪いにおいです
チョコレートの匂いはどこに行ったんでしょう
大変不本意な結果です
~~~~~~~~~~~~~~~~
明かりをつけました
チョコレートがどうなっているか見てみましょう…
炎の周囲が溶けてツヤが出ています
器の半分くらいまで熱が届いたようですが
ほとんどのチョコチップが形を保っています
ココアバターって思ったより融点が高いんですね…
…融点 …融点? …!
思い出しました
<チョコチップのパッケージの商品説明>
「チョコチップ200g■融点が高く、熱でだれにくいチョコチップ。オーブンで焼いても溶けてなくなってしまうことはありませんので、焼き菓子やパン生地への焼き込みに適しています。」
orz
このチョコレートは石鹸にすることにしました
読む価値ありましたよ(^◇^)
面白かったです。
確かに、チョコチップは溶けにくいですね^^;
by ゆきち (2016-01-08 19:49)
ドキドキ♪わくわく♪しながら読んじゃいました^^
そっかぁ、まさかのオーブンで焼いてもOKな融点の高いチョコだったんですねぇ(^_^;)
by ニッキー (2016-01-08 21:45)
史上幾多の「天才」 と未来に呼ばれるであろう人達が過去にこういった
「え゛ーーー」 っという思い付きをあえて実行した
おかげで我々の「今」があるんだということを
…しみじみと思い起こさせるそんな一連の検証でした。尊いです姐さん。
by cassis (2016-01-08 21:55)
好奇心旺盛でご立派! 失敗してもやり続けることです。
かのエジソンがそうです。彼の発明の裏には数えきれない実験と失敗がありました。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2016-01-08 22:44)
面白かったです^^
やってみて検証してみて初めてわかるもの、
たくさんありますよね。
トライアンドエラーを繰り返しつつ時々成功して
楽しく遊ぶ。っていうのが良いです。
by ryang (2016-01-08 22:51)
面白い!!
いろいろ試してみるのすごいなー^^
このチョコではダメだったけど
他のチョコならうまくいったかもしれませんね。
あ、でもやっぱり賞味期限内に食べた方がいいか(笑)
でも捨てないで石けんにするのが尊敬^^
石けんに出来るんですね−。
by リュカ (2016-01-09 11:52)
あはは〜♪ おもしろ〜い♪
でも、たまたま溶けないチョコを使ったから、うまくいかなかったんですよね?
ふつうのチョコなら、うまくいったのかしら? こちらも実験してほしい(^.^)
そして、そして、チョコレート石けんのレポも、よろしくね♡
by のらん (2016-01-09 17:43)
ゆきちさん、こんばんは
チョコチップがこんなに溶けにくいとは意外でした(>_<)
でも、いわれてみれば確かにそうです
チョコチップスコーンの角のチョコレートは焦げてました
溶けずに燃えて炭になる…まるで薪です
これからはこのチョコチップを「薪チョコ」と呼ぶことにします(=_=)
by Chobi.H.YAOITA (2016-01-09 17:50)
ニッキーさん、こんばんは
本当に「まさかの」溶けないチョコレートでした(^_^;)
こんなオチがつくとは自分でもびっくりです
でも逆に不思議ですよね
燃えても溶けないチョコレートの脂肪酸ってどんな配合なんだろう…
何を混ざると溶けなくなるんだろう…
その混ぜ物で夏に溶けないチョコレートって作れないのかな…
チョコレートの謎は深まるばかりです(笑)
by Chobi.H.YAOITA (2016-01-09 17:51)
cassisさん、こんばんは
お褒めの言葉ありがとうございます(…褒められたんですよね?)
でも、私はどちらかというと
「やりたくなったのでやってみたけど
ふと我が身を振り返ると複雑な思いを抱かずにはいられない」
がっくり膝をつくタイプなので天才とはだいぶ遠いです(^_^;)
いやでも経験値は少し積みましたから
次回はもう少しましな実験を計画したいと思います!←懲りてない
by Chobi.H.YAOITA (2016-01-09 18:17)
暁烏英さん、こんばんは
エジソンの場合は失敗というより「基礎データ収集」ですよね
そういう意味では、私も基礎データすこし取集しました(笑)
問題は油脂分の中の不純物…つまりカカオパウダーなんですが
私の希望としては溶けた油の中で沈殿してくれるのかなあ…
それとも対流に乗ってクルクル回るのかなあ…
と思っていたら
なんと意固地に炭化して膨れ上がることがわかったので
(このチョコだけの特性かもしれませんが)
カカオパウダー…これはだいぶ厄介かもしれません
ちょっとどうするか…考えてみます(=_=)
by Chobi.H.YAOITA (2016-01-09 18:35)
ryangさん、こんばんは
そうそう!
最初からスッと行く遊びって面白くないですよね
でもねえ…
ネットのどこにもチョコレートキャンドルの作り方がなかったんです
ということは
なにか絶対「だからダメなんだ」というポイントがあるはずです
それがいったい何なのか…
カカオパウダー炎上かもしれません
意固地な炭がゴーッと燃えたらどうしよう…
まあとにかく何か考えてみます(^_^;)
by Chobi.H.YAOITA (2016-01-09 19:06)
リュカさん、こんばんは
チョコレートキャンドルを誰も作らない理由
みんな賞味期限内に食べてしまうからかもしれませんね!(笑)
私もそこが困ったところで
普通のチョコレートで実験してみたいなあと思うんですが
たぶん、見たら食べちゃうと思うんです(笑)
夏越しの白くなったチョコだって削って製菓材料にしてましたから…
もしかしたら…私、実験しないかも…???
by Chobi.H.YAOITA (2016-01-10 00:53)
のらんさん、こんばんは
普通のチョコは…やっぱり食べてしまうかもしれません!(^◇^)
チョコレートの石鹸は一度作ったことがあるので
なんとなくできそうな気がします(^.^)
コーヒーかすの微塵入りの石鹸も作ったことがあるので
ココアパウダー入りの石鹸も特に問題ないと思います
問題は…このチョコレートの融点は普通じゃないので
たぶん鹼化率も普通のカカオバターとは違うんだろうなあとか…
そもそもバターとパウダーの重量比はどのくらいなのかとか…
ちょっと調べ物が要りますが、何とかやってみます(^^)/
by Chobi.H.YAOITA (2016-01-10 01:05)
確かに!高熱のオーブンで焼かれる身のチョコチップ!
なるほど融点ですか(^^)/
読みながらの気持ちは
↑↓と(笑)の繰り返し
してもいない助手になってる気分にさせてもらえました(*^^*)
実験お疲れ様でした(^^)
by erena (2016-01-10 13:17)
凄い事を思いつきましたね!結果は残念でしたけど( ^ω^ ) 次は石鹸?身体がベチャベチャになりそうですが、頑張って(^_−)−☆
by アビッチ3号 (2016-01-10 18:00)
発想がスゴイ!
そもそも、チョコって燃えるんでしょうか。
融点が低いものなら、キャンドルになる?
ドキドキしますなぁ(^^)
加えて、石鹸だなんて、ますますビックリです。
by morichan (2016-01-11 01:50)
erenaさん、おはようございます
考えればそうですよねえ
黒い空洞のあるチョコチップスコーンを見たことがありませんから
溶けるチョコレートじゃあ困りますよね(笑)
実験が失敗したので記事にするのはやめようと思ったんですが
(失敗って…もしかしたら…楽しいかも…?)
思い直して書き起こしました
楽しんでいただけて嬉しいです!(^o^)/
by Chobi.H.YAOITA (2016-01-11 10:18)
アビッチ3号さん、おはようございます
我ながらバカバカしい実験を思い付いたと感心しております(笑)
ローソクとしての結果はかなり厳しいものだったので、続行は考え中です(=_=)
石鹸は大丈夫、ベタベタしません
苛性ソーダという恐ろしい劇薬を使って脂肪酸を分解するので
油が油でなくなってしまうのです(^.^)
でも…溶けないチョコレートのカカオバターの配合と鹼化率が…
調べているのですがわかりません
普通、食べちゃいますからねえ…
by Chobi.H.YAOITA (2016-01-11 10:27)
morichanさん、おはようございます
チョコは燃えますよ!
写真を見ていただくと芯の左側はチョコなんですが
ちゃんと白い灰になっています(^.^)
でもねえ…これって「薪」の燃え方なんですよね…
私の予定では
・ローソクの熱で溶けたチョコが甘い香りを漂わせる
・チョコの表面の油脂分が気化してローソクの炎に加わる
・油脂分を失ったカカオパウダーに引火しそうになったら火を消す
という計画だったのですが、かけらもそうなりませんでしたorz
ブクブクと膨れ上がるのは想定外でした
このチョコ…ヘビ花火にした方がいいかもしれません(笑)
by Chobi.H.YAOITA (2016-01-11 10:38)