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茶室の足音の話 耳をすませば・・・襖の向こうが手に取るようにわかる・・・かな?(^^;) [和服と茶道]

昨日、正座→立ち方の話をしましたが
今日はその続きです

茶室は基本的に全員座っているところなので
立ち上がると大きく見えるんですよね
お客様に圧迫感を与えないように
極力静かに動くことになっています

歩くときは足を上げません
すり足です
シュシュ、シュシュシュシュ・・・
足袋と畳が擦れ合って独特の乾いた音がします

この音は雑音ではなく大事な情報です

お客様が茶室に入るのを「席入り」というのですが
このとき茶室と水屋(支度する部屋)の間の襖は閉まっています

もてなす側は、襖の向こうで音を聞いています
お客様が5人ならシュシュシュの音が5つ
にじり口→お床拝見→お釜拝見→席
移動するのを耳で追っています

5人様が席に着いたところで
襖が静かに開き
お点前がはじまります

これを初めて見たときはミラクルでした!(笑)

いえ、正しくは
いまだにミラクルです^^;
だって同時にいくつもシュシュシュシュシュシュ・・・
そのうちわからなくなってしまいます(笑)


私は表千家なのでこんなようなのですが
御流派御流派でまた違うかもしれませんね^^
タグ:茶道
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ryang

私も裏千家でやってました、が
もう忘れてしまいました^^;
おばあちゃん先生に、お菓子の意味なども
教わって、楽しくて好きでした^^
by ryang (2013-12-19 00:16) 

Chobi.H.YAOITA

ryangさん、おはようございます
私もだいぶ忘れました(^-^;
茶道ってちょっと堅苦しいところがあるんですけど
その本質はお茶とお菓子ですから(*^^*)
私の場合、正直に申し上げると、お菓子食べに行ってました(笑)

優雅なお菓子を頂きながら
この殺伐とした世の中に
お湯の湧く音しかしない
こんなに静かな部屋があるのかと
いつも癒されていました(^^)
by Chobi.H.YAOITA (2013-12-19 10:30) 

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