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ばあちゃんが痴呆症だった話 もともとガンコだったから、あまり変わらなかったかな?(笑) [祖母の介護]

うちのばあちゃんは痴呆症でした

過去形なのはもう亡くなってしまったからです
最後の1年間は親戚5人で24時間介護をしていました

医療関係者からみると痴呆症でした
書類にはそう書いてあったんですが
身内から見て
「え?痴呆?」
全然ピンときませんでした

もともとガンコな人なので
年齢とともにさらにガンコになったな~
とは思っていたのですが
それが医学的には痴呆だったのです

食べ物にガンコな人でした
戦後に登場した食べ物はほとんど食べませんでした
「他人の作ったものは何を混ぜられてるか信用できない」
と言っていました
たしかにいろんなもの混ぜられてますね~(笑)
食品添加物の摂取量は相当少なかっただろうと思われます

「ばあちゃん、お昼ラーメン食べる?」
「わたしはラーメンは食べないんだよ
あれは汚いだろ?」
「え?」
「戦後になって初めてラーメンを食べたとき
なんておいしいんだろう!とビックリしたんだよ
でもね
店の奥を見たら豚の骨を煮ていたんだよ
骨は汚いだろ?」
「豚骨スープじゃん、おいしいダシが出るんだよ」
「おいしくても汚いよ
あんたたちは食べてもいいけど
わたしは食べないよ」
「ふーん」

元気な時の会話がこんなふうでしたから

介護状態に入ってから
「今わたしの足元におっかさんがいるんだけど
あんたたちには見えないだろ?」
「うん、見えない」
「そうだろうね、でも、いるんだよ」
「ふーん」

なんだかあんまり変わらなかったんです(笑)


タグ:介護
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コメント 4

いっぷく

大変でしたね。
高齢者は大なり小なり大脳皮質が衰えて
きますから、他人事ではないんですよね。
でも寿命は順繰りだから
そこで苦労することは人の道として
必要な道順ですね
by いっぷく (2013-07-02 02:39) 

ちょんまげ侍金四郎

>最後の1年間は親戚5人で24時間介護
これはもう、言葉では言い表せないご苦労だったかと存じます。
でも、親戚が結集して介護されたというのは、皆さんとてもいいご関係だったのでしょうね。
by ちょんまげ侍金四郎 (2013-07-02 08:51) 

chobi

いっぷくさん、こんばんは
散る桜、残る桜も散る桜、ですね
努力をケチるとあとで後悔しそうだなと思ったので
とくに何も思わずにやりました
やるだけやったらさっぱりしました(^^)
by chobi (2013-07-02 22:55) 

chobi

ちょんまげ侍金四郎さん、こんばんは
ローテーション制で
・近くに住み、車で来る人は1泊
・遠くに住み、電車で来る人は2泊
・近くに住む人は必要に応じて車を出す
車がないとどうにもならない田舎だったもので
そういうことでやってました

ええ、仲はいいんですけどね・・
みんな相当なワガママ者なので
船頭多くして船山に上る毎日でした(笑)
by chobi (2013-07-02 23:06) 

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